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軌跡

 

 

 

 

 

写真展【歩いた記憶】、無事終わりました。

最終日のライブにもたくさんのお客様が来てくださった。全くゆかりの無い土地だったのに。本当に嬉しい。

開催にご協力くださった方、コラボを提案してくださったykaoriさん、グリーンレイの皆、BAR JAVIN様、そして来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

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ライブでも話していたけど、自分がまさか個展をすることになるとは思っていなかった。私がやっていいのか、と決まってからもずっと不安だったし、制作も始めてのことばかりでとにかく大変だった。

 

今回展示した写真の共通のテーマは、「感情が動く時間と光」。

今まで見てきた好きな温度感の写真を集めた。

 

写真展に来てくださったお客様は友人から初めてお会いする方までたくさん。

 

在廊だってもちろん初めてなわけで、何をどう話そうかずっと迷ってえいたけど、来てくれたお客様と色々と話しているうちに、「自分ってそんな事を考えてたのか」とポロッと出ることがあって、あまり考え込まず思ったことを言おうという決心がついた。

 

 

 

 

 

 

お客さんに、被写体は身近なものが多いですね、と言われて確かにそうだなと思った。


道に映った木漏れ日、水面の輝き、夕暮れの光で輝く輪郭、風景としての人物、自分の影。


身近に落ちている感情を拾って、見えるようにしたかったのだ。

 

 

 

 

 

ライブの曲目は私がソプラノサックスで即興ソロ、グリーンレイでクラシック、そしてykaoriさんの作品をグリーンレイで演奏するコラボレーション。

全てに置いて写真展の温度に合うものを選んでいた。

音楽でも写真でも、自分の世界を表現できて、それを伝えられる場がある。

すごい事だ。そして、ykaoriさんが作ってくれた音楽たち、写真展のための「歩いた記憶」は、まさに私の感情の温度そのものだった。

 

 

貴方の世界は狭くて他人に伝わりづらい、と昔誰かに言われた事がある。

確かにそうだろうと思っていた。私はきっと人一倍怖がりで、センシティブで、ナイーブだ。よくわからないところで感情が高ぶって、独りで動悸と戦った。怖い世界と美しい世界が頭の中で混在していて、くるしい。

高ぶった文章を独りで書いて、楽しんでいるだけで良いと思って、非公開のブログを書いたりしていた。

 

表現することは怖いことだよ。でも私にしかできない世界、見せてみても良いかもしれない、と思った。

 

その恐怖と主観の美しい世界に共感してくれる人たちが、思うよりも多かったのだ。



私は独りだけど、独りじゃなかった。

 

 

 

 

 

ただ、感謝の気持ちしかない。

私一人では、できないことだった。本当にありがとう。

自分の気持ちと世界を怖がらずに出すことが、本当の自分と世界を作る方法だと思う。

またできたら良いな。ゆったりと。

 

 

ライブでソプラノサックス即興演奏用に、詩を書いた。

頭で読みながら吹く。そのときの感情で。

 

いろんな場所で切り取ってきた視界は、私の見える感情なのだ。

 

 

 

 

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軌跡/improvisation

 

 

揺れる感情の中で 見えるものを追っていた

四角い視界に 色と温度を詰め込んで

 

風景の中、流れる人と音

橙色の地面 ガラスに映る私

水の中の雲

 

私は独りで、この風景の中に立って

曖昧だった思考の奥で 確かに生きている事を知る

 

 

光を、世界を。

 

 

眼を落して 拾った欠片を集めた

エモーションの音が、あふれる

 

 

 

いつも求めていたのは、「私」だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019.11.4 写真展【歩いた記憶】クロージングライブ

 

solo sop.sax 三田千晶

軌跡/improvisation

 

Green Ray Saxophone Quartet

Summa/Arvo Part

まだ見ぬ色へ/小西遼

 

Collaborate with the comp. ykaori

"あふれる" for Saxophone Quartet

calling

thinking

歩いた記憶