「膜破って出たい」―――
何かをつくるのは楽しい。自分の色が、世界が、目に見えるようにになっていくのだ。０から何かを生成するのは本当に大変な事なのだけど。唸りながらなんとかできたものを形に。
先日は所属のロックバンド、QUATTRETRO(クアトレトロ)でライブでした。
ROCK SPIRITS 2019@北浦和エアーズ。こちらに出演させていただくのは2回目。お客様もたくさん入ってくれて、超盛り上がりました。皆様ありがとうございました。
クアトレトロというバンド、メンバーは皆社会人で、私以外は皆別の本職がある。その中で、「自分たちが楽しいと思うことを精いっぱいやる」という感じのコンセプトで活動している（と私は勝手に思っているのだけど笑）。
そんなわけで年間のライブ本数も少ない。レアバンドの称号を貰った。笑
精いっぱいやるから、曲はコピー無し・全てオリジナル。毎回のライブのセトリ全て書き下ろすというわけのわからない事をしでかすバンドだけど、だからやりたい事を全部つめこめているわけ。
ライブ本数が少ないのにやたらライブのクオリティを評価されるのは、曲作りと練習に時間をかけているからだろうな。
今回のライブでは、2曲作詞作曲しました。
まずは《鬼灯捲れ》。
どうしても本業のサックスを入れたくて、アルトが似合う音域でできるように作った。歌いだしは「人は嘘をつくのが上手」。人間ってなんとなくいつも何かを偽って生きてるよな、そいして私も。...という歌詞。
歌詞はババっと思い浮かんだんだけど、タイトルがなかなか決まらなかった。
漢字の題名が好きだから、色々考えて『偽り』という花言葉を持つ鬼灯から取った。ギターのkazがいい感じのリフをつけてくれて、暗いようでファンキーないい具合の音楽に仕上がった。本当に気に入っている。
そして超時間のかかった《肖像》。
メロディー自体はかなり前から浮かんでて、全体の流れもなんとなくできていたんだけど、その「なんとなく」の細いところがなかなか決まらずメンバーには本当に迷惑をかけたなーと思う。
この曲で初めて簡易的なDTMを使って作曲したんだけど、それがまたとてつもなく楽しく苦しい作業だった。一度こだわったら逃げられない。楽しい、やばい...のドツボにはまっていく。夜中にやるのは良くない、という事を学んだ。
一度はこの曲から逃げようと思ったんだけど、メンバーに励まされてなんとか最後まで。やっと曲が通ったのが1月の中旬。時間かけすぎだろ…
でも自分の好きな音の進行、感情的な流れ、世界を全部つめこんで、いつの間にか大曲になっていた。ドラムのtossyには「複雑過ぎ！ムズすぎ！」と苦言もらったけど...笑
冷たい出来事のあと、夕景の中での記憶。それがつくりたかった。
ライブに来た人たちから「音源が欲しい」との声が結構あった。嬉しいことだな。
どうやって音源を出すかはまだ考え中だけど、ライブをもっと楽しんでもらうために、そしてクアトの音楽を知ってもらえたら嬉しいので。音源が聴けるようにできたらいいな、と思っていてメンバーと相談中。どうにかします。
そして、一緒のライブに出ていた「アオイ」という熊谷発のバンドからお誘いを受け、5月に熊谷に降り立つ事になりそう。クアトレトロをすごく評価してくれて嬉しいし、ありがたいな...泣
詳細が出ましたらまたお知らせいたします。セトリを決めねば。
クアトレトロ、今年はライブ本数を増やしたいなーと思っています。
まだ聴きに来た事がない方はぜひ。
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QUATTRETRO/クアトレトロ
vo&sax : chiaki
gt&cho(vo) : kaz
ba&cho : chonori
dr : tossy
ROCK SPIRITS 2019.2.2
セットリスト
《鬼灯捲れ》lyrics&music by chiaki, arr. kaz
《誰にも聞こえないような声でバイオレンスを歌う》lyrics&music by kaz
《肖像》lyrics&music by chiaki
《N3K◎C・A・T22（ねこきゃっとにゃんにゃん）》lyrics&music by kaz
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